2026年1月20日

便の色や形、回数、においなどの変化は、体の中で起こっている異常を知らせる大切なサインです。
「いつもと違う便が続いている」「なんとなく不安だけれど様子を見ている」という方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、便の異常が長く続く場合には、消化管(胃や大腸)に何らかのトラブルが起きている可能性があり、早めの受診と検査が大切です。
特に50代以降の方は、大腸ポリープや大腸がんなどのリスクも高まるため注意が必要です。
姫路市・英賀保周辺にお住まいの方でも、便の異常をきっかけに内視鏡検査を受けられる方が増えています。
ここでは「便の異常から考えられる病気」「受診の目安」「大腸カメラが必要なケース」「検査の流れ」について、内視鏡クリニックの視点からわかりやすく解説します。
便の異常で考えられる主な症状
まずは、どのような便の変化が「異常」と考えられるのかを整理します。
・便の色が黒い、赤い、白っぽい
・便が細くなった
・下痢や便秘が長く続く
・血が混じる
・粘液が付着する
・においがいつもと明らかに違う
これらの変化が数日で改善しない場合は、消化管の病気が隠れている可能性があります。
便の色でわかる異常
黒い便(タール便)
結論として、黒い便は胃や十二指腸からの出血が疑われます。
血液が胃酸で変化すると黒くなるためです。
考えられる主な原因:
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃がん
・食道静脈瘤
このような場合は「胃カメラによる検査」が必要になることがあります。
(胃カメラについて詳しくはこちら)
赤い便(血便)
赤い血が付着している場合、大腸や肛門付近からの出血が考えられます。
考えられる原因:
・痔
・大腸ポリープ
・大腸がん
・潰瘍性大腸炎
少量の血でも、繰り返す場合は大腸カメラ検査が推奨されるケースがあります。
(大腸カメラについて詳しくはこちら)
白っぽい便・灰色の便
胆汁の流れが悪くなると便が白っぽくなります。
考えられる原因:
・胆管結石
・胆管がん
・膵臓の病気
消化器内科での精密検査が必要となることがあります。
便の形や回数の異常
便が細くなる
結論として、大腸の中が狭くなっている可能性があります。
考えられる原因:
・大腸ポリープ
・大腸がん
・腸の炎症
特に50代男性でこの症状が続く場合は、大腸カメラ検査を検討する重要なサインです。
下痢が続く
下痢が長引く場合、腸の炎症や感染症だけでなく、慢性的な病気が関係していることもあります。
考えられる原因:
・感染性腸炎
・過敏性腸症候群
・潰瘍性大腸炎
便秘が続く
便秘も「ただの体質」と思われがちですが、器質的疾患が隠れている場合があります。
考えられる原因:
・大腸がん
・大腸ポリープ
・腸閉塞
受診すべき症状
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
・血便が出る
・黒い便が続く
・便が細くなった状態が続く
・体重減少を伴う
・貧血を指摘された
・腹痛や腹部膨満感がある
姫路・英賀保周辺でも、これらの症状をきっかけに内視鏡検査を受けられる方が多くいらっしゃいます。
大腸カメラが必要なケース
結論として、便の異常が続く場合には大腸カメラ検査が診断に役立ちます。
大腸カメラが検討される主なケース:
・血便がある
・便が細い
・便秘や下痢が慢性的
・便潜血検査が陽性
・家族に大腸がんの既往がある
大腸カメラは大腸全体を直接観察でき、必要に応じて組織検査やポリープ切除も行える検査です。
※ 大腸カメラ検査について詳しくはこちら
検査の流れ
内視鏡クリニックでの一般的な流れは次の通りです。
・事前診察・問診
・検査前日の食事指導
・下剤の服用による腸管洗浄
・大腸カメラ検査
・検査結果の説明
患者さんの負担を減らすため、鎮静剤を使用するケースもあります。
医療専門家としての注意点
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
便の異常は一時的な体調変化でも起こりますが、同じ症状が続く場合には自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。
また、症状の原因や治療方針は個々の状態によって異なります。
特定の病気を断定するものではありませんのでご了承ください。
まとめ
「たかが便の変化」と思わず、気になる症状があれば早めに内視鏡クリニックへご相談ください。
早期発見・早期対応が、将来の健康を守る第一歩になります。
