血便が出たときに疑うべき病気|姫路市の消化器内科・内科|もりかわおなかのクリニック

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血便が出たときに疑うべき病気

血便が出たときに疑うべき病気|姫路市の消化器内科・内科|もりかわおなかのクリニック

2025年12月12日

血便が出たときに疑うべき病気

血便に気づくと、「様子を見て大丈夫なのか」「すぐ受診すべきなのか」と不安になる方は多いのではないでしょうか。血便は、痔などの比較的軽い原因から、消化管の病気が隠れている場合まで、原因はさまざまです。

特に50代以降の方では、放置せず早めに原因を確認することが重要とされています。
ここでは、血便が出たときに考えられる病気や、受診の目安、胃カメラ・大腸カメラ検査の流れについて、内視鏡クリニックの視点でわかりやすく解説します。

血便とは?色や状態から考えられること

血便とは、便に血が混じる状態を指します。
血の色や混じり方によって、出血している場所の目安が異なります。

血便の色による違い

・鮮やかな赤色の血
肛門や大腸の出口付近が原因のことが多い
・暗赤色・黒っぽい便
胃や十二指腸など、上部消化管の可能性
・便に血が混ざる・粘液が付着
大腸の炎症やポリープが関係する場合

※あくまで一般的な目安であり、色だけで原因を断定することはできません。

血便が出たときに疑うべき主な病気

血便の原因には、以下のような病気が考えられます。

比較的よくみられる原因

・痔(いぼ痔・切れ痔)

・便秘や下痢による粘膜の傷

・感染性腸炎

注意が必要な消化管の病気

・大腸ポリープ

・大腸がん

・潰瘍性大腸炎

・虚血性腸炎

・胃潰瘍・十二指腸潰瘍(黒色便の場合)

特に、血便が続く・量が増えている・腹痛や体重減少を伴う場合は、早めの検査が勧められます。

胃痛が続く原因と血便の関係

血便とあわせて、胃の痛みや違和感が続く場合、胃や十二指腸からの出血が関係していることもあります。

胃痛が続くときに考えられる主な原因

・胃炎・胃潰瘍

・ピロリ菌感染

・胃がん

・薬剤(痛み止めなど)の影響

黒っぽい便(タール便)が出る場合は、胃カメラによる確認が重要となるケースがあります。

胃カメラについて詳しくはこちら

受診すべき血便の症状とは

以下のような場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

・血便が数日以上続いている

・便に毎回血が混じる

・腹痛・発熱・貧血症状を伴う

・50歳以上で初めて血便が出た

・健康診断で便潜血陽性と言われた

姫路市・英賀保エリアでも、血便をきっかけに内視鏡検査を受ける方は少なくありません。

胃カメラが必要になるケース

血便の原因が上部消化管に疑われる場合、胃カメラ検査が検討されます。

胃カメラを考慮する主なケース

・黒色便が出ている

・胃痛・胸やけが続いている

・貧血を指摘された

・過去に胃潰瘍の既往がある

内視鏡検査では、粘膜の状態を直接確認でき、必要に応じて組織検査を行うこともあります。

胃カメラについて詳しくはこちら

内視鏡検査の一般的な流れ

初めての方でも不安が少なくなるよう、検査の流れを簡単にご紹介します。

検査までの流れ

・診察・問診

・検査内容の説明

・前処置(食事制限など)

・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)

・結果説明

※鎮静剤を使用することで、苦痛に配慮した検査が行われます。

医療専門家としての注意点

血便は「よくある症状」のひとつですが、原因を自己判断することは避けるべきです。
症状が軽く見えても、検査によって初めて分かる病気もあります。

また、医療広告ガイドラインの観点からも、治療効果や診断を断定することはできません。
あくまで一般論として、気になる症状があれば医師に相談することが大切です。

まとめ|血便は早めの確認が安心につながります

血便は、体からの重要なサインのひとつです。

姫路市・英賀保周辺で血便や消化器症状が気になる方は、内視鏡検査を含めた早めの相談が、安心につながる第一歩となります。

気になる症状がある場合は、無理に我慢せず、医療機関へご相談ください。

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